産廃処分場許可が取り消された!本邦初?

  • Day:2007.08.22 00:17
  • Cat:計画
gyouseisoshouhanketsu


午後1時から、千葉地裁でエコテック産廃処分場許可処分取り消し訴訟の判決がありました。原告は産廃反対東総住民連絡会の6名、被告は千葉県です。

結果は、なんと、勝訴!

原告6名のうち、2名の原告適格を認め、エコテックの処分場計画には経理的基礎がないため、これを認めた県の許可は違法だと、裁判所が判断しました。

産廃処分場の許可を取り消す判決は初めてのことだそうです。

写真は判決後弁護士会館で行なわれた勝訴報告会と記者会見の模様。右の方は弁護士さん、他5名は原告の方々です。

そもそもエコテックが設置許可申請をしたのは平成10年6月8日のこと。平成9年に廃棄物の処理及び清掃に関する法律が厳しく改正され、その施行日が平成10年6月17日だったので、その直前に申請したのですね。

県は平成11年4月27日に不許可にしました。

すると、エコテックは厚生大臣に行政不服審査請求をします。

厚生大臣は平成12年3月30日に、県の不許可処分を取り消します。

困ったのは県です。厚生省には逆らえないし、住民の反対はあるし。でも結局平成13年3月1日に許可します。

住民は許可処分の取り消しを求めて提訴しました。

で、今回の判決です。

県には若干同情しますが、やはりブレまくった自業自得でしょうね。

厚生省はひどいですね。と思いましたが若干の分析。

処分場設置業者に経理的基礎を求めているのは平成12年の法改正です。これは同年10月1日に施行されて、過去に申請されたものにも適用されるという(所謂遡及適用)ことが定められています。

厚生省の裁決はこの改正が施行される前の平成12年3月30日。
千葉県の許可処分は施行後の平成13年3月1日。
この二つの行政判断は、僅か1年の間になされたにもかかわらず、12年の法改正施行の前後ということで、決定的に異なるのです。
厚生省が判断した当時は、申請業者の経理的基礎を審査することは県には求められていなかったため、県の不許可は問題があるということになり、県が許可したときには逆に経理的基礎を審査する必要があったのですね。
県としては、厚生省にケツをもっていくわけにもいかず、ほんとに困った状態ですね。平成12年の法改正を知っていたのだろうかと呆れる思いもします。でも逆に、県が改正施行前に(平成12年10月1日前に)許可処分を出していたらと思うとぞっとします。今回の判決の論理構成からすると適法ということになってしまいますから。

法律には従わなければならないですが、法律に瑕疵があることももちろんあります。そのために改正がなされるわけですが、あまりにひどい法律については、立法機関の不作為責任を追及することも必要ですね。国は国民の健康で文化的な生活を守る義務があり、そのために国民は税金を支払っているのですから。

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。