2年目のチューリップ

  • Day:2007.04.12 07:44
  • Cat:
tulip2007

昨年惜しくも亡くなられた米原万里さんが書かれた『不実な美女か貞淑な醜女か』という絶妙のタイトルのエッセイがあります。
頭では、当然後者と思ってはみるものの、これが人間の面白いところ、究極の選択のように思えるから不思議です。

朝一のチューリップ撮影も私にハムレットの心境をにしてくれました。『花弁に光る露か恥じらう蕊か』であります。

朝の斜めの光は無条件に美しく、それを浴びるものの反射率が高ければ、小さな太陽を見ることができます。
しかしその時花弁は固く閉じたまま。蕊は天岩戸に隠れています。
日が高くなり、花弁が開きゆき、蕊が恥ずかしそうにその陰陽を見せるとき、露は気体と化して空中に浮遊してしまいます。

あれかこれか、何かを得れば何かを失う。
人の世の悩みは尽きません。

Comment

植物の目覚め
「時を切り取る」というのはほんとに難しいですね。
チューリップも夜は花弁を閉じ、昼は開きます。野菜達も夜の表情があり、早朝に目覚めます。露もはかない命ですね…。

チューリップのお庭、きっと今年も壮観だと思います。

昨日、知人のうちを訪問したら、大型のチューリップを切り花でもらいました。インドネシアでもみかけるアフリカンチューリップツリーの赤い花みたいでした。そろそろインドネシアが恋しくなりました。
  • 2007/04/15 10:34
  • 紫陽花
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