緑がどんどん消えていきます。

  • Day:2006.03.20 02:55
  • Cat:動機
 昨秋紅葉の写真を撮った植木屋さんの木々、こんなになっちゃいました。
 ueki

 4年ちょっと前住みはじめた拙宅周辺には、公園や植木の畑、野菜畑があって結構気に入っていたものです。でも、どんどん宅地になってしまいます。右に並ぶ建売住宅も以前は植木畑でした。バス停から見えた富士山も建物で隠されて、毎日の楽しみがずいぶん減りました。
 この植木畑にはキジバトがよく来ていました。そういえば、今日は我が家の庭にキジバトが番で来ていて久しぶりだなと思っていたのですが、いつもの場所がこんなになってしまったからなのですね。

 毎度宮本常一の話で恐縮ですが、彼が渋沢敬三宅での居候生活を終わりにして家を購入しようとしたときの話です。「麦畑の中でヒバリの鳴いてあがるようなところ」を探したところ、国分寺にぴったりの物件がありました。昭和36年のことです。駅から続くケヤキ並木を抜けると、麦畑に囲まれた緑の屋根の小さな家が見え、ヒバリが空で鳴いていました。「夢は現実にもあるものだ」と宮本は思いました。毎日散歩しながら仏壇屋のお爺さんから昔の話を聞いたり、ケヤキ並木を歩行者専用にしてオープンカフェでも設けたらいいのになどと考えていました。
 ところが間もなく、道路拡張のため、ケヤキはほとんど伐られてしまいます。宮本は嘆いています。
 「今の人たちには、便利にさえなるのならどんなことをしてもいいという考え方がいつの間にかひろがってきて、ひたすら便利だけを追求する。そのためには木を伐ってもいい、山をくずしてもいい、溝はうずめてもいい。開化のためにはやむを得ぬという考え方が全般的なものになってきた。そして私の家の周囲の畑にも家がたちならんで、昭和40年ごろにはもうヒバリも寄りつかなくなってきた。私は風景はかわるものだということを見通す眼をもっていなかった。そして私の夢はつぶれた。」

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遺産相続?
私も海外に7ヶ月ばかりいってる間に、近所の畑が消え、70軒もの新築一戸建てが建ち並んでいてびっくりしたことがあります。梅の林や梨畑、桜の大木などがある、古くからの農家の土地でした。家の周りには屋敷森があり、たぬきが住んでいたらしく2回、車にひかれてるのを見たことがあります。

海外に出かける前に、そこのご隠居さんが亡くなったと聞いていました。推察するに遺産相続で税金を払うために切り売りしたのかと思います。ただわからないのは立派な屋敷森まですっかり切り払ってしまったことです。確かに昼なお暗いイメージがあったかもしれませんが、竹があり桜があり紅葉があり季節が楽しめたのに・・・と近所に住むものとしては残念です。

もう一人の地主さんの所もご隠居さんが亡くなって畑が駐車場に、そして建て売り住宅にと変わって、20年前に越してきたころとはすっかり様変わりしてしまいました。

公園のそばに住んでいますが、公園の大木も台風で一本倒れたのがきっかけで何本も切り倒され、かつての公園より確実に明るくなりました。公園は変わらないものと思っていたんですが。

2年前まではカッコーが鳴いていましたが、去年は聞かれませんでした。今年はどうでしょう。。。
  • 2006/04/03 23:07
  • 紫陽花
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