南スーダン独立前夜

  • Day:2011.07.08 22:07
  • Cat:時事
明日の独立を控え、南スーダンの首都ジュバでは連日パレードが繰り広げられている。ミニストリーロードと呼ばれる目抜き通りを、兵士や宗教団体、各部族が連日練り歩く。明日の本番に備えての予行演習。

練習の合間に、写真を撮ってくれと言われて一枚。右奥、地面には銃が並ぶ。

SPLA

明日の記念式典のプログラム。
11:15 軍事パレード 国家斉唱
11:35 キリスト教徒、イスラム教徒によるお祈り
11:45 独立宣言(議会議長)
11:55 国旗掲揚
12:05 憲法発布(大統領)
12:15 大統領宣誓
12:25 スピーチ
    IGAD代表
    アラブ諸国連合代表
    中国
    EU
    USA
    アフリカ連合議長
    国連事務総長
    国連総会議長
    オマル・アル・バシール スーダン大統領
    サルバ・キール 南スーダン大統領
14:00 祝砲
14:05 軍隊による国歌斉唱
14:10 軍隊退場

スピーチの面々を見るとなかなか興味深いが、一番目を引くのがバシール大統領だ。一週間程前にはスーダン空軍がアビエイからの避難民キャンプを空爆したというニュースが流れたが、それでもバシール大統領の出席は微動だにしない。仮にプロテストの意味で出席要請を取りやめていたら、確実に情勢は剣呑になることをみんなよく知っている。
もうひとつは国際刑事裁判所(ICC)から訴追されているバシール大統領が、国連事務総長と顔を合わせることだ。先月末のバシール訪中に伴う中国の対応を国連は強く非難していた。中国はICC非加盟だが、逮捕に協力する義務がある、と。それでも事務総長はバシール大統領と笑顔で握手を交わすだろう。明日はめでたい独立の日で、ここはまだICCはおろか国連にも加盟していない土地なのだから。

舌が二枚では足りない。国際政治は純粋な人には絶対向かない世界である。

Comment

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2011/07/09 13:38
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。