地デジ化対応の最も安上がりな方法

テレビを全く見ないので、これまで何にも対応して来なかった。
去年の11月末でエコポイントが終了するから買おうかと母が言っていた時も、今年の6月までにはポイント分以上安くなっているだろうと嘯いておった。

ところが年末に来て、やはり正月は暇だから少しはテレビを見ようかと思い直す。映りの悪いアナログ放送は勘弁してほしいので、地デジ対応テレビを買おうか、ついでにブルーレイプレイヤーも、と調べ始める(普段ビデオをハイビジョンで撮影・編集しているくせに、未だHD対応テレビも持っていないというのはちょっとおかしいだろう!)。

価格.comで調べると、有名ではないメーカーの22型のフルハイビジョン対応テレビが22000円、東芝REGZAのブルーレイプレイヤーが16000円程度で買えることが分かる。小学校3年生のとき買ってくれたサンヨーのカラーテレビが19万円もしたことを思えば安いものだ。

と早速購入と思ったが、念のため近所のホームセンターへ。やはり価格.comのほうが安いか。ふと近くの棚を見ると、地デジチューナー3980円とある。ああ、こういうのもあったな、でも、ほんとにこれをつけるだけで、今のアナログテレビで地デジが見られるのだろうか?もしこれで地デジが映るのだったらこれまでの大騒ぎは何なのだ、と手に取る。いつもお世話になっているBuffalo製だから大丈夫だろう、と購入。

うちのテレビアンテナはUHFアンテナだ。すごく昔はVHFだったのだが、いつだったかUHFになった。UHFというのは「田舎のアンテナ」というイメージがある。キー局の電波がVHFだったのに対して、チバテレビなど地方局がUHFだからだろう。UHFになったときはちょっと嫌な気がしたが、しかし今回はこれが幸い。

地デジの電波はUHFでとらえる。でも今あるUHFアンテナではだめで、きっと取り換えなければならないのだろうなと憂鬱な気分になっていたことも、地デジ対応に身が入らなかった理由だ。

ところが、3980円の地デジチューナーをかませたら、とても鮮明な映像が現れた。スタンダード画質でもこんなにきれいに映るのかと目を見張った。アンテナを取り換える必要もない。もう2台あるアナログテレビも別途チューナーを買えばデジタル放送が見られる。当面廃棄しなくてもすみそうだ。

この地デジチューナーにはエコポイントはついていない。例えばあと10年使えるアナログテレビに地デジチューナーを加えて使い続けることと、アナログテレビを廃棄し、同じ画面サイズであれば消費電力が少ない地デジ対応薄型テレビを購入して使い始めることでは、今後10年間のCO2排出量にどんな違いが出るのだろうか(これは環境関連の学生の卒論テーマとして面白いかもしれない)。

こども環境白書2010(平成21年版)には新旧テレビの消費電力の比較しか出ていない。地デジチューナーや新テレビの製造にかかっているエネルギーのことには一切触れられていない。環境省がこれに思いが至らないとしたら相当間の抜けた官庁と考えざるを得ないので、あえて情報を出していないのだろうと思う(多くは海外で製造しているから無関係だと言うのであれば尚更その近視眼的な姿勢が問われる)。

エコポイント制度は消費を拡大するためにモノのライフサイクルを短くして需要を先食いするのが本来の目的だから、政府にとってはトータルの二酸化炭素排出量が増えようがどうでもいいのだろうと思う。「エコ」なんて単なる飾りだ。一時的に経済を良くするだけで、モノを粗末にしてもよいという考えを広める。モノを粗末に扱えば、ヒトに対しても邪険になりはしないか(自戒をこめて)。


ということでとりあえずアナログ放送終了後も地上波が見られる状態にはなった。ハイビジョンを楽しむ日は遠のいた。

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