予算の単年度主義

  • Day:2009.09.21 22:10
  • Cat:時事
9.11の記事に予算の複数年度主義について書いた。「単年度主義」で検索された方が多かったのと、少し思慮の浅い部分があったので追記させていただく。

私が、現在でも行われているといった複数年度主義=国債案件というのは正確には単年度主義の粋を出ていない。

たとえばダムを造る3年間のプロジェクトがあるとする。

1年目:20億円
2年目:80億円
3年目:50億円

国債案件では、こういう風に次年度以降の予算額が宣言される。役所ではこれを「目出し」と言う。次年度以降の予算はもちろんその年の予算が国会で承認されたからなのだが、いったん始まった事業はよほどのことがない限り進行する。そもそも決定するときに複数年度に亘って予算を使うということを覚悟している。

これを私は「複数年度予算」と説明してしまった。

もっと大事なことに今日、気づかされた。

「繰越」である。

「単年度主義」の最も重要な特徴は、繰越を認めないことである。

今年度の予算で余った分は、「残不用」として処理される。国庫に返納されるが、単にそれだけだ。むしろ、予算を使い切らなかった担当責任者は、国民(=国会)から付託された事業を実施しなかったという理屈で評価が下がってしまう。これでは「預け」が横行するのも仕方がないかもしれない。

本来の意味での「複数年度主義」とはこれと反対、つまり繰越を認めることだ。節約すればする分、次年度の予算としてそれが確保される。かつ、節約することが人事評価につながる。

前回も書いたが、当然のことである。

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  • 2009/10/04 10:21
  • omiya
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