【旅する巨人】読みました

  • Day:2005.11.02 20:35
  • Cat:

 同僚と宮本常一の話で盛り上がって、この本を貸してもらうことになりました。
 渋沢敬三(元日銀総裁、幣原内閣の大蔵大臣)と宮本の二本立てで物語が展開しています。宮本が旅を続けられたのは渋沢というパトロンがいたからなんですね。
 58歳で武蔵野美大の教授になるまで安定した収入がなかった宮本の旅はとても質素なものだったようです。本の中では、宮本は列車に乗っても食堂車を利用したことはなく、食事は持参したそば粉を水で溶いたそばがきのようなもので済ませていたとか。結核が再発するのもむべなるかなという感じです。
 夜遅くまで村の古老の話を聞き、古文書を読み、ノートにまとめるという旅の連続です。その勤勉さはとても並みの人間ではないと圧倒されます。一面、妻となるアサ子さんに宛てた情熱的な恋文や、後年の女性関係など、私生活も紹介されています。
 ご一読を。

Comment

うーん、58歳まで定収入が無かったってところに惹かれます(笑)。こんど読んでみようと思います。ありがとうございました。
  • 2005/11/05 22:30
  • 紫陽花
  • URL
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。