持続する意思 山口加奈子インタビュー(2)

  • Day:2009.09.18 09:33
  • Cat:魅力
blackcatB


警戒するしっぽと振り向いた眼が、細密な背景と相俟って緊張感を滲ませている。
画家とはまず、「よく観察する人」だと思う。

「ビデオの場合はプレビューして初めて、こんなことが映っていたんだと気づくことがある。それが意外に面白いのでなるべく活かして編集する」というようないい加減な製作態度とは違う。眼に映ったものと、脳に浮かぶものを描いていく。

紙に、キャンバスに定着させるには技術が要る。画家の第2の条件は、デッサン力や技法であろう。

高校を卒業したKANKOさんは美術教師を目指して美大へ進学しようと浪人した。石膏像を何百枚もデッサンした。
そして美術教師のあまりの狭き門に、進学を諦める。

しかし、絵を描くことは続けた。蕎麦屋で働きながら描き続けた。

「進学した後輩たちの絵を見ると、美大で得られることはあるのだと思う。でも・・・」

飲み込まれた言葉は何だったのか。
画家の第3の、そして恐らくは一番大切なものは、学校に行かなくても磨くことができる、という言葉だったのではないかと思う。

「独創性」とか「画風」とか「想像力」という言葉で呼ばれるもの。

10年働いた職場を辞めたのは2年前。絵に専念しようと思ったという。
そして30歳の誕生日からブログを書き始めた。ほぼ毎日、日々の出来事を綴るときは、自分と向き合う大切な時間である。

最新記事には、11月の作品展のお知らせが載っている。
KANKOの大切な時間

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