あるもの探し-あさひ版

素足では歩けない灼けた砂浜と、見渡す限り視線をさえぎる物のない水平線のどちらをとるか?

あさひの場合、砂浜をとり水平線を犠牲にした。海面から顔を覗かせる消波ブロックは無骨だが、甲羅干しのスペースには代えられなかった。

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だから九十九里浜の砂は「端から」あるものではない。景観と引き換えに得た貴重なものだ。その砂を活かした「彫刻美術展」が矢指ヶ浦(やさしがうら)で開かれているというので見に行った。雪と違って、掴めば指の隙間からこぼれ落ちてしまう砂を、どうやって像にするのだろうと思ったのだ。

sunazou

噴霧機で水を噴射しながら、砂を固めていくのだ。できた砂の塊にヘラやコテのようなものを使って形を整えていく。炎天下、根気のいる作業だ。

夜には砂像はライトアップされ、花火も打ち上げられる。

跡形もなく消えていく砂像に儚さを思ってしまうのは私だけだろうか。消えることを潔いと思うのは。

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