希有な審議会

国や自治体が設置する審議会って、胡散臭いものとみんな思っていると思う?
どうせ、事務方の用意した案にお墨付きを与えるものだろうって。御用学者の集まりだって。

でも、そうではないものもあるのだということをこの本が教えてくれる。諦観からは何も生まれないことを恥じる。

どうしてもダムなんですか?   淀川流域委員会奮闘記どうしてもダムなんですか? 淀川流域委員会奮闘記
(2009/11/26)
古谷 桂信

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淀川は琵琶湖を源とし、大阪湾に流れ込む川。京都の賀茂川も桂川の水も、いずれこの川にそそぐ。
この流域の、治水・利水・河川環境を考えて、どうしていったらいいかというのが本審議会の主な議題である。
国は5つのダムによる計画を立てていた。そこに堤防強化と流域管理の重要性を主張する。

ダムの是非はともかくとして、この委員会がすばらしいのはその設置方針だ。

「事務方が案を示して、それを追認するようなやり方はとらない。その原則を浸透させていくことを基本に据える。事務局も近畿地方整備局からは独立させ、あくまで委員会から依頼されたことをやるだけ。委員の人選も、準備会議の場で公開でやりました。文句をいうだけではだめで、反論があればその文章を委員みずからが書くように努める。」

当初は建設省の河川部長で委員会を設置する側だった宮本博司さんが、その後辞職して一市民として委員となるという話も素晴らしすぎる。

本気でやればいろんなことができる。
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