ジャカルタの街は怖ろしい

  • Day:2007.07.08 23:11
  • Cat:計画
 と言っても、スリ、泥棒の類が頻出する、という話ではありません。

 街中をよく見たのは1年ぶりでした。高層ビルが増え、渋滞が「復活」し、夜はタクシーがなかなかつかまらないという状態です。97年に赴任した直後もこんな感じでしたが、経済危機でビル建設はストップ、渋滞も緩和されていました。昨日まで2週間滞在したジャカルタは、すっかり経済危機からリカバリーを果たし、新たな発展段階に踏み出したかのように見えました。

 街もきれいになりました。プラザスマンギなど多くのショッピングモールが賑っています。スディルマン通りの専用レーンを走るバス・トランスジャカルタは通勤客で満員です。ラスナサヒッド通りにもできたようです。

 ジャカルタは近代的な街に見えます。

 でも、表通りに居並ぶビルの間を抜けて一歩その裏に入ってみると、昔から変わらないジャカルタの集落がまだまだあります。カンプンと呼ばれるそういった街には、平屋の小さな家が肩を寄せ合い暮らしています。カキリマという移動式の店が並び、ソトアヤム(鶏肉スープ)やアヤムゴレンがモールの半額程度で食べられます。バイクタクシー・オジェックのお兄さん達が一服しているのも、腰巻を巻いた老人がぶらぶらしているのもこんなところです。

 高層ビルのオフィスで働き、車で高級レストランへ行き、モールで買い物をしていると、ジャカルタのこんな表情に触れずに何年でも生活できてしまいます。せっかくこの国へ来たのだから、この国のいろいろな面を見たいと思っても、ジャカルタはその表面をほんの少し見せただけで、旅行者を空港に送り戻してしまいます。
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