震災後、ここで起こったことのほんの一部を映画に

  • Day:2012.09.14 11:15
  • Cat:映画
『つなみ いいおか つぶ 一年』という映画を作りました。

予告篇はこちらに。


千葉県旭市飯岡で、去年の6月から一年間、ヨガ教室で被災者の心と体をほぐし続けてきたゆふがほきららさんの活動の記録です。

一般公開は11月大阪、12月東京を予定しています。

上映会を企画してくださる方を募集しています。試聴版DVDをお送りしますのでご連絡ください。よろしくお願いします。
スポンサーサイト

『ニジェール暮らし』上映とトーク会

  • Day:2012.03.17 12:57
  • Cat:映画
久々に映画の上映会をします(ブログ更新も超久々!)。

作品は、青年海外協力隊員たちの心の動きを描いた『ニジェール暮らし』(守舞子監督)。

nijerflyerface.jpg

時:4月26日(木)19時~
処:JICA地球ひろば301
金:1000円

美談や青春、または批判として語られることの多い青年海外協力隊ですが、実は二年間の間に隊員たちがどんなことを考え、その考えがどのように変わっていくかをつまびらかにしたものはこれまで見たことがありません。
この映画はニジェールに短期(7か月)隊員として派遣された守監督が、同僚である隊員たちが何を感じているかを同じ目線で綴ったもので、彼女たちの「ホンネ」があますところなく表出しています。ニジェールについて、日本について、家族について、自分について、彼女たちの考えは、ニジェールに行く前と変わりました。

詳しくはこちらのチラシをご覧ください。

アメリカンニューシネマ2本の男の泣く場面

  • Day:2011.06.12 18:17
  • Cat:映画
それも生き方というか嗜好なのだろうか。
強い人よりも弱い人に惹かれてしまう性向がある。全く損な性分である。

映画で言えばそれは、松竹ヌーベルバーグであったりアートシアターギルドの作品を好むということか。アメリカ映画であればアメリカンニューシネマである。そこでは主人公はタフでも強くもない。非ジョン・ウエインなのだ。

『ファイブイージーピーセス』と『真夜中のカーボ-イ』のことが『マイ・バック・ページ』に出てくることは6月2日に書いた。週刊朝日の表紙を飾った保倉幸子がモデルである、週刊東都のカバーガールがその2作で泣く男どもに好意的な言葉を寄せるのだ。その2本を再見した。

『真夜中のカーボ-イ』のダスティン・ホフマンが「I'm scared」と言いながら泣くシーンは保倉幸恵のみならず、松山ケンイチ扮する活動家も口にする。前者は「きちんと泣ける男の人が好き」と言い、後者は「僕も(武力闘争に踏みだすとき)怖いんです」という文脈で引き合いに出す。高校生の時この映画を見ていた私は、てっきりダスティン・ホフマンがラストにマイアミ行のバス車中で死ぬときにこのセリフを言ったのだと思い込んでいた。

しかし、違った。元々足の悪かった彼が、いよいよ歩けなくなってしまう。「転んでばかりいる」。ニューヨークの空きアパートで不法に暮らす彼が、ジョン・ヴォイトに向かって言うセリフだった。「歩けなくなることが怖い」。

『ファイブイージーピーセス』はどこにも居場所を見つけられない男の話だ。ジャック・ニコルスンが演じている。『マイ・バック・ページ』の原作者川本三郎はこの映画にさほど感銘を受けた様子はなく、一緒に見た保倉に「あまり面白くなかったね」と言う。それに対する保倉の答えが「ジャック・ニコルスンが泣くところが良かった」というのだ。

ニコルスンは音楽一家の生まれだ。父親は(たぶん)高名なバイオリニスト、兄もピアニスト、自身も優秀なピアニストだった。彼はそんな境遇を窮屈に感じて、家を出る。油田か何かで肉体労働をして過ごす。ある日父親が病気だというのでワシントンの家に帰る。車いすの父親は口がきけなくなっていた。ニコルスンは車いすの父と、(たぶん)ポトマック川のほとりで二人だけで話す。父が話せないのを幸いに家を出たわけを話しながら泣く。父が話せたら口論になっただろうと。

かようにアメリカンニューシネマの男たちは泣いた。妻夫木演じる若き川本三郎氏も、己の選択の正しさと過ちを思い泣いた。

男の泣き方-『マイ・バック・ページ』

  • Day:2011.06.02 18:24
  • Cat:映画
川本三郎氏の実体験を元にした映画。原作は読んでいないが、たぶん妻夫木が泣くラストシーンは、原作にはないのではないかと理由なく思う。2時間半のこの映画はこのラストに向かって決して変えることのできない、仕方のない時間として流れていく。その、いかにも映画的な構造を締めくくるこのシーンを、川本氏が用意していたのだとしたら舌を巻かざるを得ない。

こらえながら泣くってのは、首の筋で泣くことなのかと気づかされるこの白眉のラストシーン。川本氏を演じる妻夫木の首の左右にひくひくと筋が浮かぶ。私の隣に座っている、団塊と思しき男性も泣いている。右隣の若い女性が、ハンカチを握っている気配がする。

伏線はこうだ。

週刊東都の表紙のモデル(女性)と妻夫木は『ファイブ★イージー★ピーセス』を見る。アメリカンニューシネマと呼ばれる一群の作品の一つで、easyの意味は「くつろいだ」とか「平穏な」というようなものだろう。高校生の時に見たがよく覚えていない。

映画の後の喫茶店で、妻夫木は「つまらなかったね」と言う。ところがモデルは、とても良かったと言う。○○が泣くところがとても良かったと言う。妻夫木は「男らしくない」とかなんとか否定する。モデルは、「ちゃんと泣ける男の人が好き」と言う。もうひとつの例として、『真夜中のカーボーイ』で「怖い、怖い」と泣くダスティン・ホフマンが忘れられないと言う。("I'm scared"と言いながら泣くダスティン・ホフマンは自分に似ていると、この後松山ケンイチが妻夫木に話すことになる)

そして、いろ-----------んなことがあって、妻夫木が泣く。左の男性も泣く。右の女もさめざめとしている。私もちょっとジンとくる。

※ ※ ※

1969年、妻夫木は東大を出て就職浪人し東都新聞社に入社。東都ジャーナルを希望するが週刊東都に配属される。先輩の紹介である学生活動家(松山ケンイチ)と知り合う。松ケンは少数の仲間とセクト「赤邦軍」を結成し、「ホンモノ」になりたいと願う活動家だ。「ホンモノ」になるには何かデカイことをしなければならない。妻夫木の紹介で松ケンは京大の前園に会う。前園はその過激な行動で活動家たちの尊敬を集めていた。前園から「自分の手を汚してみろ」と言われる松ケンは、朝霧自衛隊駐屯地で武器を奪取するために、自衛官を殺害する。これを事前に知らされていた妻夫木は、スクープ記事として東都ジャーナルに載せようとするが…

※ ※ ※

妻夫木と松ケンの初競演ということで、観客席には若い女性が目立つ。と同時に題材が題材なだけに、70年ごろに学生時代を送った団塊の世代も目立つ。父親と娘ほどの年齢層が多い、不思議な空間だ。

前者はこのストーリーの根底に流れるものを知らない。前園が竹本信弘であり、78年ごろの京大の時計台には「竹本処分粉砕」と書かれていたことなんてつゆしらない。妻夫木が「取材源の秘匿」と言うのもピンとこないかもしれない。

後者はこのストーリーの背景を知りすぎている。69年から71年までの間に、自分がどこで何をしていたのかをこの映画を見ながら思い出している。「取材源の秘匿」が西山事件で司法に無視されたが、密約の存在が証明されたことなんかも思い出している。でも、どちらが妻夫木でどちらが松ケンか、見終わってからチラシと見比べてようやく知ることになる。モデルと松ケンの彼女役の女優の名前は覚えようともしない。

水と油ほども異なる両者を結び付けるのがラストシーンだ。それぞれがいろいろな理由で涙を流している。

スーダンレファレンダムロケ&帰国報告会をします。

  • Day:2011.02.05 11:21
  • Cat:映画
1月9日から15日まで行なわれたレファレンダム、98.83%の人々が南部の分離独立を選択しました。彼らはどんな思いで投票したのでしょうか。その意義とスーダンの今後を考える会を開きます。

2月17日(木)19時から、東京広尾のJICA地球ひろばです。
定員は60名、メール(abubayaaba@yahoo.co.jp)でご予約ください。

チラシ

【内容】
1. 住民投票までの経緯(河合憲太)
2. ビデオ報告(大宮直明)
  投票日前後のジュバの様子とSPLM・分離推進運動派・ムスリムリーダー・監視団員らのインタビューをお見せします。
3. 住民投票監視団員の見たスーダン
  JICA 専門家としてスーダンに駐在し、今回の監視団メンバーでもある渡邉恵子さん(FASID 国際開発研究センター次長代理)にお話を伺います。
4.質疑応答
  主催:CVP (Creators for Vulnerable People)

★2月17日(木)19時~20時半
JICA地球ひろば301(入場無料)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。